仕事やプライベートでのインプットした情報をメモすることは重要ですが、メモ管理が大変だと感じる時が多いです。アイデアや情報を整理することよりも、その管理に時間を費やし、手間と感じることが多くなります。この課題に改善するために、PARAメソッドの導入して、よかった点を共有します。
PARAメソッドとは?
PARAメソッドは、TIAGO FORTE氏が提唱するメモ管理の手法です。この方法では、メモを「Project(プロジェクト)」、「Area(エリア)」、「Resource(リソース)」、「Archive(アーカイブ)」の4つの分類で管理します。カテゴリごとでメモを管理する方法とは違い、情報を目的や行動に基づいて整理し、効率的に管理することを意識します。
Project(プロジェクト)
具体的な目標や締め切りが存在するメモを管理します。例えば、「メモ管理方法のブログ記事作成」のようなプロジェクトの進捗や成果に関連するメモがここに属します。
Area(エリア)
Area of Responsibilityの略で、目標や締め切りがなく、長期的に管理するものを扱います。健康管理やキャリアなど、持続的なゴールがないが長期的な管理が必要なものがここに該当します。Projectと似ていますが、大きい違いとしては期限と目標の明確の有無です。目標と期限がはっきりするものはProjectとして管理、大きい方向性は決まっているが期限が決まっていないものはAreaとして管理します。行動に応じて、Areaの中から細かい目標や期間を設定後、Projectに移動して管理することも多いです。
Resource(リソース)
関心があるものを管理します。趣味や気になったものなど、具体的な目標がないが有益な情報を集める箇所になります。
Archive(アーカイブ)
期間が経過したものや関心がなくなったものなどを管理する場所です。不要な情報をArchiveとして保管し、整理された状態で必要な情報を取り出すことができます。
PARAメソッドの特徴とメリット
PARAメソッドの大きな特徴は、管理のシンプルさや柔軟性を基に管理する点です。自分の状況に合わせてメモを4つの分類に常に変更し、必要な情報を効果的に管理できます。実際に使用して感じたメリットを以下にまとめます。
効率的に管理する
緊急性と重要性に基づいてメモを分類し、優先順位を明確にします。その結果、重要なタスクに集中しやすくなり、必要な情報を迅速に見つけられるため、作業にも大きく効果をもたらします。
メモをもっと活用する
メモを単なる情報保管だけでなく、積極的に活用することに意義を持っています。メモを取る際には、その活用方法を考え、現状の行動にプラスになるか、関心や必要性があるかどうかを常に判断します。そのことで、メモして終わりではなく、必要な動機として活用に繋がると考えます。
メモツールに依存しない
PARAメソッドは方法論であり、特定のツールに縛られることはありません。NotionやEvernoteなど、普段お使いのツールから容易に導入できます。現状ではNotionのテンプレートを使って管理していますが、ツールに合わせて柔軟にカスタムして使うことが良いと考えます。
PARAメソッドから学んだ「メモの目的」
PARAメソッドで管理しながら、メモをする目的を振り返りました。この手法を活用することで、ただ情報を分類し整理するだけでなく、それを日々の活動や長期的な目標にどう結びつけるかという点に重きを置くようになりました。集めたメモをどれだけ効果的に生活や仕事に応用できるかによって決まるかと考えます。
そこで、PARAメソッドのポイントは、情報を活動や目標に即して整理し、実際に利用することにあります。情報を4つの分類に枠組みで整理することで、必要な情報に素早くアクセスし、アイデアを即座に行動に移せるようになります。これにより、情報過多の今でも、自分にとって本当に必要な情報を見極め、それを生活や仕事に効果的に活用することを意識します。
おわりに
PARAメソッドを数カ月間試してみて、個人としてはとても効率的で管理しやすくなりました。しかし、どんな方法論よりはメモすることでの究極的な目的を忘れず、柔軟に活用することが重要だと感じます。他にも優れたメモ管理方法やメモの活用方法があれば、ぜひ共有してください。
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